診療について

MEDICAL INFORMATION

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イヌ・ネコ以外(小動物)の飼い主さまへ

TO EXOTIC ANIMALS OWNERS

抱っこして落としたりしないよう、
十分気をつけてあげでくださいね。

イヌ・ネコ以外の動物(小動物)は、最近よくペットショップで見かけます。
とても可愛く、小さな家族の一員として飼育されている方も多いのではないでしょうか。
小動物もイヌやネコと同じように病気になります。小動物は状態が急変しやすく、気づいた時にはかなり体調が悪くなっていることがしばしばあります。イヌやネコに比べると、飼育頭数も少なく体も小さいことから、できる検査が限られていることも多くあり、わかっていないことも多く、診断・治療がうまく進められないこともあります。しかし、じっくりお話しを聞かせていただき、診察・治療を行うことで良い方向に持っていけることもあります。
当院では今、その動物にとってできることを探し出し、飼い主さまと相談しながら、治療を組み立てていくよう心がけたいと思っています。 ​気になること、ご相談などありましたら、ぜひお気軽にお立ち寄りください。

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小動物の診察について

小動物は状態が悪い場合、触っただけでも状態が急変してしまうことがあるため、状態が悪いと判断した場合の診察は、状態の確認(視診)と問診から行います。
ご来院される前に、普段の飼育環境が分かるよう、携帯カメラ等で写真を撮っておいていただけると診察がスムーズです。
その後、体重測定を行い、必要な検査や治療の提案をさせていただきます。
そのまま入院管理となることもありますが、小動物はストレスに弱く、入院自体もストレスになってしまいます。そういったストレスを少しでも緩和させてあげるために、できるだけ普段の飼育ケージと食べ物を持参していただきますようお願いいたします。

小動物の診察料金の目安

当院の小動物に
やさしいポイント

Point 1 小動物(とネコちゃん)専用の待合場所

小動物は大きな動物にストレスを感じやすいので、落ち着いた照明の空間で、イヌの匂いや気配がなるべく遠くなるよう工夫しています。

Point 2 小動物(とネコちゃん)専用の診察室

診察室はイヌと分けて設置し、イヌの気配や匂いを感じることなく、小動物がなるべくストレスなく診察を受けてもらえるようにしています。

Point 3 小動物の入院室は目の行き届く処置室に

病気の進行が急速に進むことがある小動物の入院ケージは、酸素濃縮機を用いており、異変があればいち早く気づけるように、常に獣医師や看護師たちの目の届く処置室内に設けています。

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ウサギの飼い主さまと、これから飼育をお考えの方へ

TO RABBIT OWNERS

うさぎは、イヌやネコと異なり完全な草食動物です。飼育されているうさぎは、ある程度現代の生活に慣れているとはいえ警戒心が強く、検査や保定(動物を治療する際に、動かないようおさえておくこと)に対するストレスが非常に強い動物です。当院では、できるだけ一頭一頭の性格と状態を考慮しながら、ストレスをかけないような診察を心がけていますので、そのため通常の診察に時間がかかることも多くあります。
ウサギさんの場合、待ち時間さえもストレスになってしまうこともあります。当院は、完全予約制ではないため、予期せずお待たせしてしまうこともありますので、事前にご連絡をいただけば、比較的空いている時間帯をご案内しています。少しでもウサギさんに優しく、ストレスのない診察を心がけたいと考えています。
当院では、ウサギさんの健康診断も行なっておりますので、お気軽にご相談ください。

ご自宅でできるウサギさんの健康チェック

  • ■ 牧草はしっかり食べていますか?
  • ■ 歯ぎしりが多くないですか?
  • ■ よだれが多くないですか?
  • ■ 血尿はないですか?
  • ■ 首を傾けていたりしませんか?
  • ■ 涙が多くないですか?
  • ■ 脱毛があったり痒がったりしていませんか?
  • ■ 元気なく震えてたりしませんか?
  • ■ 便が小さかったり少なかったりしませんか?
  • ■ 体にしこりはありませんか?

当てはまる項目があったり、気になることがあればぜひご相談ください!

フェレットの飼い主さまと、これから飼育をお考えの方へ

TO FERRET OWNERS

フェレットはイタチ科の動物で、イヌ・ネコ・ウサギと同様ペットとして飼育頭数が多くなっています。完全肉食動物ですが、フェレットフードも販売される程、比較的ペットとして飼いやすい動物です。感染症に対するワクチン接種も実施が可能です。
どの動物もそうですが、フェレットも中高齢になると病気にかかることがあります。やはり治療には早期発見と早期治療が重要です。
当院では、フェレットの健康診断も行なっておりますので、お気軽にご相談ください。

フェレットのワクチン接種

接種時期
通年
接種頻度
生まれた年のみ3回、その後は毎年1回
(8週目に1回目、12週目に2回目、16週目に3回目)

フェレットはジステンパーとパルボウイルス感染症にかかることがあるので、ワクチン接種が推奨されています。国内ではフェレット用のワクチンがないため、適応外使用ではありますが、当院ではフェレットに安全性と効果が確認されているイヌの2種ワクチンを使用しています。

種類 予防できる感染症 2種
コアワクチン 猫汎白血球減少症ウイルス
パルボウイルス感染症

ご自宅でできるフェレットの健康チェック

  • ■ ぼーっとする時間が長くないですか?
  • ■ 歯ぎしりが多くないですか?
  • ■ 脱毛していませんか?
  • ■ おしっこは出ていますか?
  • ■ 歯は汚れていませんか?
  • ■ 耳は汚れていませんか?
  • ■ 後ろ足がふらついたりしていませんか?
  • ■ 呼吸を苦しそうにしていませんか?
  • ■ 下痢や軟便はないですか?
  • ■ 体にしこりはありませんか?

当てはまる項目があったり、気になることがあればぜひご相談ください!

ハムスターの飼い主さまと、これから飼育をお考えの方へ

TO HAMSTER OWNERS

ハムスターは小型で比較的丈夫なため、飼育頭数も多い動物です。小さい動物ではありますが、運動量は多く、広めで通気性の良いケージが必要です。ハムスターの切歯(前歯)はずっと伸び続けるため、かじれる木を用意したりして歯を削れるようにしておかなければいけません。寿命は2年ほどとされていますが、繁殖力が非常に強いので、オスとメスを一緒に飼育するとどんどん増えてしまいます。
そんなかわいいハムスターでも、頬袋が口から出てしまう頬袋脱や致命的な下痢・心疾患・腫瘍など、様々な病気にかかることがあります。体重は軽いですが、身体検査やレントゲン、超音波などの検査を行ったり、治療をすることも可能です。便の状態や動きに注意して変わったことがあったら、早めにご相談ください。
当院では、ハムスターの健康診断も行なっておりますので、お気軽にご相談ください。

ご自宅でできるハムスターの健康チェック

  • ■ 皮膚がカサカサしていませんか?
  • ■ 下痢をしてお尻が汚れていませんか?
  • ■ ご飯を食べにくそうにしていませんか?
  • ■ 前歯が伸びていませんか?
  • ■ 歯は汚れていませんか?
  • ■ 呼吸を苦しそうにしていませんか?
  • ■ 体にしこりはありませんか?

当てはまる項目があったり、気になることがあればぜひご相談ください!

ハリネズミの飼い主さまと、これから飼育をお考えの方へ

TO HEDGEHOG OWNER

ハリネズミは、見た目はトゲトゲしていますが、愛嬌がありかわいくて人にもなつくため、近年飼育頭数の増えている動物です。
比較的丈夫で、最近ではハリネズミ用のペレットも販売されており、飼育もしやすくなってきています。
寿命は6年ほどとされており、若い頃はダニや真菌などの皮膚のトラブルが比較的多くみられます。2〜3歳頃からは体表や口の中、消化管に様々な腫瘍性の病気ができやすくなります。メスでは子宮の病気にも要注意です。
見たとおり、針で覆われているため、血液検査や超音波検査などの検査は麻酔をかけて行う必要がありますが、身体検査や皮膚検査、尿検査、便検査は麻酔をかけなくても行うことができます。
血液検査を含めた健康診断は、一度診察に来ていただき麻酔をかけずにできる検査を行ってからになりますが、実施可能ですので、特に3歳を超えた中高齢のハリネズミさんは、一度ご検討ください。

ご自宅でできるハリネズミの健康チェック

  • ■ フケや抜針の量は多くないですか?
  • ■ 痒がってはいませんか?
  • ■ 体にしこりはありませんか?
  • ■ 食べにくそうにしていませんか?
  • ■ 口からの出血はありませんか?
  • ■ 血尿や陰部からの出血はありませんか?
  • ■ 黒っぽいウンチではありませんか?

当てはまる項目があったり、気になることがあればぜひご相談ください!

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鳥類の飼い主さまと、これから飼育をお考えの方へ

TO BIRDS OWNERS

鳥類の中でも、最も診察件数が多いのがセキセイインコです。
セキセイインコは、オーストラリアに分布を持っています。適応力が高く、日本の気候にも適応するため、日本全国で飼育されています。フードである種子類もペットショップでたくさん売られていますが、栄養価の低いものを長期に渡って与えてしまうことも多く、カルシウムやビタミン、ヨードなどの不足によって起こる病気で受診されるケースも多々見られます。
こういった飼育状況などから、飼育下での寿命は6年ほどとされています。
よく見られる病気では、過発情に伴う病気や卵詰まり、メガバクテリアという微生物の感染症、PBFDに代表されるウイルス疾患、腫瘍などです。
鳥類は体温が40度ほどあり、その体温を維持するために食事をとり続ける必要があります。病気によって食事ができない状況になると、急激に痩せてしまい弱っていきます。日頃から、食欲や行動をチェックしていただき、普段と違うことがある場合はご相談ください。
他にもオカメインコや文鳥、フクロウなどの猛禽類の診察も可能です。
当院では、血液検査やレントゲン検査を含めた鳥類の健康診断も行なっていますので、お気軽にご相談ください。

ご自宅でできる鳥類の健康チェック

  • ■ 長い羽がたくさん抜けていませんか?
  • ■ 1年に何度も卵を産んでいませんか?
  • ■ 吐いていませんか?
  • ■ ご飯を食べにくそうにしていませんか?
  • ■ 嘴(くちばし)は伸びていませんか?
  • ■ 爪は伸びすぎていませんか?
  • ■ 呼吸を苦しそうにしていませんか?
  • ■ 体にしこりはありませんか?
  • ■ 食事はしっかり食べていますか?

当てはまる項目があったり、気になることがあればぜひご相談ください!

トカゲの飼い主さまと、これから飼育をお考えの方へ

TO LIZARDS OWNERS

トカゲは爬虫類に分類されます。様々な種類がありますが、その中でもヒョウモントカゲモドキはペットとしての歴史が古く、比較的飼いやすいことや、見た目の美しさから人気のある種類です。飼育環境を整えて大切に飼育することで、10年以上生きることも可能です。コオロギなどの昆虫を食べる種類ですが、最近では専用ペレットも売られており、昆虫が苦手な方でも飼育しやすくなっています。
爬虫類は変温動物で、体温が周囲の温度に影響を受けます。そのためヒーターを用いた温度管理が必要となります。
病気で受診される場合、寒すぎる、栄養不足、床材の誤食など、飼育環境に原因があることがよく見られます。他には卵詰まりがよく起こります。
トカゲの診察は、身体検査やレントゲン、超音波検査を用いて診断を進めていきます。

ご自宅でできるトカゲの飼育環境と健康チェック

  • ■ 食事にカルシウム剤をかけるなどの健康対策はしていますか?
  • ■ 飼育ゲージ内の温度は適正ですか?

    (日中は25℃〜30℃に保つ必要がある種類がほとんどです)

  • ■ 紫外線ライトを含めた設備は整っていますか?
  • ■ 底冷えはしませんか?
  • ■ 食事は普段通り食べていますか?
  • ■ 脱皮は正常に行われていますか?
  • ■ 排便はしっかりしていますか?
  • ■ 尻尾が細くなったり根元が曲がっていませんか?

当てはまる項目があったり、気になることがあればぜひご相談ください!

カメの飼い主さまと、これから飼育をお考えの方へ

TO LIZARDS OWNERS

カメは爬虫類に分類されます。様々な種類があり、ペットショップでもよく見かけます。大まかに川や沼に生息し、陸にも上がることのある水棲カメと乾燥した地域に生息する陸棲カメに分けられます。
陸棲カメはもちろん、水棲カメも肺呼吸をするので顔が出せるように飼育環境を整える必要があります。
高温を好む種類が多いため、保温設備は十分整えてあげましょう。水棲カメは飼育水がとても汚れやすいため、頻繁に水換えができるようなるべくシンプルで軽いレイアウトがオススメです。陸棲カメは非常に大きくなる種類もいるので、飼育するときは成体の大きさを調べて、十分な大きさのゲージを用意してあげてください。
病気で受診される際、飼育環境をお聞きすると、寒すぎたり飼育ケージが汚れているなどの飼育環境によって、体調を崩しているケースがあります。
水棲カメは栄養不足による病気、皮膚病や中耳炎などがよく見られます。陸棲カメは鼻炎や肺炎、膀胱結石などがよく見られます。
毎日よく観察していただき、少しの変化でも気づいたらご相談ください。

ご自宅でできるカメの飼育環境と健康チェック

  • ■ 飼育環境が寒すぎませんか?
  • ■ 水や床材は汚れていませんか?
  • ■ 食欲元気はありますか?
  • ■ 便はしっかり出ていますか?
  • ■ 目や耳が腫れていませんか?
  • ■ 泳ぐとき傾いていませんか?
  • ■ 鼻水が出たり呼吸の時に異常音はありませんか?

当てはまる項目があったり、気になることがあればぜひご相談ください!

ヘビの飼い主さまと、これから飼育をお考えの方へ

TO LIZARDS OWNERS

ヘビは爬虫類で、様々な種類が世界中に分布しています。美しい外観と、環境を整えてあげれば比較的飼育が容易であることから、近年ペットとして人気が出てきています。
ヘビは毒を持つイメージを持たれがちですが、通常ペットとして流通している個体は、攻撃性が低く毒を持たないものが一般的です。
寿命は10〜15年ほどのことが多いです。
飼育ケージは、大型種でなければ比較的小さなものでよく、体長1m前後のヘビであれば40cm四方のケージで飼育することが可能と言われています。
わずかな隙間でも逃げ出すことがあるので注意が必要です。保温は必要ですが、紫外線は必要でないことが多いです。
食事は冷凍したマウスなどを解凍して与えることになりますが、ペットショップで手に入ることが多いです。成体は通常週1回程度の食事で問題ありません。排泄も週1回程度です。
神経質な個体が多く、環境の変化やストレスから拒食となることもあります。
食事内容も極力変えないようにして、世話も最小限にするのが飼育のポイントです。
ヘビのよくかかる病気として、口内炎や呼吸器疾患、脱皮不全、卵詰まりなどが多いです。

ご自宅でできるヘビの飼育環境と健康チェック

  • ■ 飼育環境は寒くないですか?
  • ■ ハンドリングをしすぎてはいませんか?
  • ■ よだれが出たり口が赤くなっていませんか?
  • ■ 鼻水が出ていませんか?
  • ■ ピューピューという呼吸音が聞こえたりしませんか?
  • ■ 痩せてきていませんか?
  • ■ 脱皮した皮が残っていませんか?

当てはまる項目があったり、気になることがあればぜひご相談ください!

その他の飼い主さまと、これから飼育をお考えの方へ

TO OTHER ANIMALS OWNERS

記載のない動物種の診察も可能な限り対応いたしますので、
お気軽にご連絡・ご相談ください。

過去に診察させていただいた動物たち

フクロモモンガ / フトアゴヒゲトカゲ / ケヅメリクガメ / セントラルパイソン / カメレオン / ヨウム / メンフクロウ / 金魚 など