病院のご紹介
INTRODUCING THE HOSPITAL
自然豊かなオホーツクの
遠軽町にある動物病院です。
院長・獣医師の田中です。
北海道の遠軽町に病院はあります。近くには湧別川が流れ、とても自然豊かな場所です。
当病院名の由来は、北海道のオホーツク海とサロマ湖を隔てる、国内最大規模の海浜植物の一大群落地である、ワッカ原生花園からきています。
この場所は、私が参加している「サロマ湖100㎞ウルトラマラソン」の終盤、体力的に一番辛いところにあるのですが、ここを抜けるとゴールは目前で、毎回とても印象に残ります。
動物の治療をしていると、どうしても治療が長引いたり、思い通りの治療ができなかったりと、辛く忍耐の必要な場面を多く経験します。しかし、それを乗り越え、動物が良くなってくれて、飼い主さまに喜んでいただけた時には、とても嬉しく達成感を感じることができます。そんなところが少し、私が経験するサロマ湖のマラソンに似ているなと思い、一番印象深い「わっか」の地名をつけました。そして、「ワッカ」はアイヌ語で「水の湧き出る場所」という意味もあるので、緑豊かな遠軽町にあって、森の中にいるような空間を意識した当院の内装にぴったりなのです。
動物の治療をしていると、どうしても治療が長引いたり、思い通りの治療ができなかったりと、辛く忍耐の必要な場面を多く経験します。しかし、それを乗り越え、動物が良くなってくれて、飼い主さまに喜んでいただけた時には、とても嬉しく達成感を感じることができます。そんなところが少し、私が経験するサロマ湖のマラソンに似ているなと思い、一番印象深い「わっか」の地名をつけました。そして、「ワッカ」はアイヌ語で「水の湧き出る場所」という意味もあるので、緑豊かな遠軽町にあって、森の中にいるような空間を意識した当院の内装にぴったりなのです。
施設のご案内
FACILITIES GUIDE
病院・院内
病院外観
「とにかく開放感のある動物病院に」と神奈川で動物病院を開院している友人と、一級建築士であるその奥さんに相談してできた病院です。牧草地に囲まれた白い病院で、開放感いっぱいです。
病院看板
木彫り師である義父の手作りの看板です。手彫りで温かみのある看板に仕上げていただきました。当院には、様々な木彫りの動物が飾ってありますが、それも全て義父の手作りです。義父の作品は遠軽の木楽館にも置いていますので、興味のある方はぜひのぞいてみて下さい。
玄関
万が一、動物が待合場所で逃げてしまった場合でも、外に行ってしまわないように玄関の扉は二重扉で少し重たくなっています。補助が必要な方は受付にお伝えください。
受付
玄関から院内に入ると、小さな家のような外観の受付があります。受付スタッフに病態などをお伝えください。
イヌの待合場所
大きなワンちゃんもお待ちいただけるよう、なるべく広いスペースを確保しております。左右の端にはリードをつなげる場所もありますのでご利用ください。
ネコ・小動物の待合場所
イヌの待合場所から、匂いや気配が遠くなるよう離れた場所に設計しました。垂れ下がる植物と落ち着いた照明の空間で、なるべくリラックスできるよう工夫しています。それでも怖がっている様子の場合は、ケージを隠すタオルの貸し出しや、車でお待ちいただくことも可能です。その際は、お気軽に声をおかけください。
院内設備
イヌの診察室
診察台が体重計になっているので、ワンちゃんを診察台にのせていただくと、体重測定ができます。問診、身体検査等はここで行い、必要な検査をご提案させていただきます。
ネコ・小動物の診察室
診察台が体重計になっているので、ネコちゃんを診察台にのせていただくと、体重測定ができます。イヌとは分けて診察室を設けておりますので、イヌの匂いでストレスを感じることなく、なるべくネコちゃんがストレスなく診察できるようにしています。
処置室
爪切りや耳の掃除など、一般処置から採血や怪我をした動物の傷の洗浄など、様々な処置を行う場所です。広いスペースで大型犬の処置にも対応しています。
ICU
心臓病や呼吸器疾患の動物は、速やかに高濃度の酸素下で治療を開始することで、少しでも早く苦しさから解放することができます。当院のICU入院室は酸素管理だけでなく、温度や湿度の管理も可能で、病態にあった集中治療が可能です。
レントゲン・超音波室
レントゲン検査は、防護服を着用する必要があるため、通常は獣医師とスタッフで行います。超音波検査もこの部屋で行います。結果は、デジタル画像で数分後には画像化されまので、診察室で画像をお見せしながらご説明します。
超音波検査は、状況によって時間がかかることもありますので、必要な場合はワンちゃんやネコちゃんをお預かりして、昼間の時間に検査させていただくこともございます。
手術室
なるべく麻酔をかけた処置は避けたいものですが、診断や治療のために外科処置が必要となることも多くあります。
また、将来の病気の予防のために行う避妊手術や去勢手術を行う際も、麻酔をかけて手術が必要です。
当院では、手術室にICU管理室を設置し、術後は酸素室で管理することで、動物への負担を少しでも軽くするよう努めています。
入院室
病気の動物は、他種の動物が近くにいるとストレスに感じたり、病気を隠そうと無理に動き回ったりすることがあります。他の動物へのストレスを感じず、少しでも早く病気が治るよう、入院室はイヌの入院室、ネコの入院室、小動物の入院室、ICUに分かれており、入院ケージを設置する部屋もそれぞれ別にしています。
酸素濃縮機を用いた小動物の入院室は、病気の進行が急速に進むことがあり、異変があればいち早く気づけるように入院ケージを処置室内に設けています。 他にも、緊急疾患での入院の場合は、酸素濃度・温度・湿度の管理が可能なICUケージで集中治療を行うことが可能です。
イヌの入院室
ネコの入院室
小動物の入院室
ICU
検査・手術機器
画像をクリックしていただくと、機器の説明が表示されます。
薬の分包器
薬の分包器
粉にしたお薬を自動分包する器械です。錠剤でお薬が飲めない動物にも、粉で飲ませることで治療がスムーズになることがあります。
顕微鏡
顕微鏡
様々な検査で使用します。肉眼で見えないダニや細菌、腫瘍細胞の評価などに使用することもあります。
血液化学検査測定機
血液化学検査測定機
肝臓や腎臓など、内臓の異常がないかを検査します。動物は体の不調を話すことができないため、血液検査を診ることでどういった状態かを推測する手がかりになります。
ホルモン測定機
ホルモン測定機
甲状腺やコルチゾールなどのホルモン値の測定が院内で測定できます。中高齢で多くなる甲状腺の病気や副腎の病気が当日診断できます。
超音波スケーラー
超音波スケーラー
中高齢の動物では、歯周病が非常に多くなっています。口臭や歯の汚れをそのままにしておくと歯石という硬い沈着物となるため、超音波スケーラーを用いて歯石を落とします。
人工呼吸器
人工呼吸器
手術の際や救急疾患の動物は、自発呼吸が消失することがあります。人工呼吸器は自発呼吸が止まった際も、手術や救急治療が継続できるよう自動で呼吸管理を行います。
内視鏡
内視鏡
動物は様々なものを誤食することがあります。催吐処置を行うこともありますが、吐き出せない場合は胃内であれば内視鏡で異物を摘出することが可能なことがあるため、開腹手術を回避できることもあります。他に慢性的な嘔吐などの診断のための生検(一部粘膜を採材する)にも使用します。
診察台
診察台
イヌとネコの診察室に設置しています。乗っただけで体重が測れるので、体重測定が簡単にできます。
微量点滴機
微量点滴機
通常の輸液ポンプでは管理できないような非常に小さい動物の点滴や、微量の薬剤をゆっくり投与したい時に使用します。
輸液ポンプ
輸液ポンプ
点滴が必要な動物に、輸液を一定の速度で投与する器械です。動物の体重や状態を考慮して投与量を設定できるため、必要な輸液量を投与することができます。
酸素発生装置
酸素発生装置
酸素を発生させる装置です。麻酔前に酸素を吸わせることで手術に備えたり、鎮静がかかった動物に酸素を嗅がせることで、動物の酸素状態を良好に保つサポートをします。
血球計算機
血球計算機
血液中の赤血球や白血球、血小板の数を測定する器械です。貧血がないか、白血球の増加や減少がないかなどを測定することで、病気の把握に使用します。
レントゲン撮影装置
レントゲン撮影装置
レントゲン検査を行う際に使用します。肺や心臓、肝臓など内臓の異常がないか、骨折や脱臼がないかを判断するために有用です。結果はデジタル表示され、サイズの測定なども可能です。
ICU入院室
ICU入院室
心臓病や肺炎など呼吸が苦しくなっている状況では、なるべく早く酸素を供給してあげることが重要です。ICU入院室では、酸素濃度を大気中の2倍以上にあげることができ、温度や湿度管理もできるため、苦しい動物をなるべく早く楽にしてあげることができます。手術後も安定するまでは、ICUで覚醒を待ちます。
電気メス
電気メス
出血をコントロールしながら切開ができる器械です。電気メスを使用することで手術時の出血が著しく少なくなり、手術時間の短縮にもつながります。特にハムスターや小鳥などの小動物では、一滴の出血が致命的になるため、電気メスを使用することで、できる限り出血の少ない手術が可能となります。
超音波診断装置
超音波診断装置
内臓の異常がないかを観察するのに使用します。超音波検査では、腹部や心臓など内部の状況が把握できるため、様々な病気の診断に有用です。妊娠鑑定にも使用します。毛刈りは必要なことが多いですが、おとなしい動物であれば麻酔をかけずに精密検査が可能です。
整形外科手術用ドリル
整形外科手術用ドリル
小型犬や小動物は、些細なことで骨折することがあり、整形外科手術も行う機会が増えています。人の骨折と異なり、動物は安静にしてもらうのが困難なため、多くの場合プレートやピンといった手術による固定が必要となります。
当院では小動物から大型犬まで対応できるよう、操作性に優れた整形外科ドリルや器具を用いて手術を行っています。
生体モニター
生体モニター
麻酔をかけた際、心拍数、酸素飽和度、血圧などを測定することで、麻酔の深度が適正か、麻酔下の動物に異変が生じていないかをチェックしながら手術を行うことが可能です。